ロードレーサー(ロードバイク)のフレーム素材の違いやスペックの読み方などの基礎知識

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基礎知識

ロードレーサーとロードバイクどっちの呼び名が正解なのか

このウェブサイトでは、『ロードレーサー(ロードバイク)』と表記していますが、正しいのは『ロードバイク』という呼び方です。 『ロードレーサー』という言葉は、本来はロードレース選手のことを指しているのですが、なぜか日本では、競技用自転車のことを『ロードレーサー』と言っています。 しかし、2005年頃だったと思いますが、自転車関連の雑誌などで『ロードバイク』という表記が使われるようになり、徐々にそれが浸透するようになりました。

現在では、『ロードバイク』という表記が使用されることが多くなっており、GoogleやYahooなどの大手検索エンジンで検索すると、『ロードレーサー』と『ロードバイク』のヒット件数の比率は3:2程度になっています。 つまり、約四割が『ロードバイク』という正しい表記を使用していることになります。

なお、欧米では、『ロードバイク』という表記の他に『ロードサイクル』という表記も使われているようです。

完成車とオーダー車

ロードレーサー(ロードバイク)には完成車とオーダー車の二通りがあります。 完成車は、ペダルだけがない状態で販売されている車体で、コストパフォーマンスに優れています。 完成車は入門用の低価格の車体に多く見られます。 オーダー車は自分の好きなフレームとパーツを指定して自転車専門店で組んでもらうもので、コストパフォーマンスでは完成車にはかないませんが、自分の好きなパーツ構成にすることができます。 フレームを自分専用に設計・製造してもらう場合をフルオーダー、市販のフレームを購入する場合をセミオーダーといいます。

初めてのロードレーサー(ロードバイク)は、入門用の完成車を購入するのがおすすめです。 ロードレーサー(ロードバイク)には様々な種類があって、それぞれ特性が異なりますが、どういった特性の車体が自分に合っているかは、それなりの距離や時間を走ってみなくてはわかりません。 ですから、一台目のロードレーサー(ロードバイク)は低価格の入門用の完成車を購入し、ある程度走りこんで自分の好みがはっきりしてから二台目のオーダー車を購入するのが良いと思います。

ロードレーサー(ロードバイク)を構成する部品

乗り味を決めるのがフレームとフォーク、次に変速機(ディレイラー)やブレーキやホイールなどの可動部品、最後がサドルやハンドルバーなどの非可動部品です。

各部の名称

コンポ(コンポーネント)

車体を構成するパーツのうちシステム化されたパーツ群をコンポ(コンポーネント)と呼びます。 具体的にはフロントディレイラー(前変速機)、リアディレイラー(後変速機)、変速レバー、ブレーキ、ブレーキレバー、クランク、チェーンリング(前ギア)、フリーホイール(後ギア)、チェーン、ハブ、BBなどです。 ロードレーサー(ロードバイク)用コンポーネントのメーカーとしては日本のSHIMANO(シマノ)とイタリアのCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)が長い間シェアを二分している状態です(近年、アメリカのSRAM(スラム)というメーカーが参入し、注目を集めています)。 総合的な性能という点ではどちらも優劣が付けがたく、ほぼ互角と言われていますが、パーツの互換性や補修パーツの入手のしやすさといった実用性ならばSHIMANO、芸術品とまで言われる仕上げの美しさ、カーボンやチタンの多用といった趣味性の高さではCAMPAGNOLOに軍配があがります。 どちらのメーカーも複数のグレードのコンポを販売しており、上位モデルはフリーホイール(後ギア)が10速化されています。

SHIMANOのコンポは上位から、DURA ACE(デュラエース)、ULTEGRA(アルテグラ)、105(イチマルゴ)、TIAGRA(ティアグラ)、SORA(ソラ)がラインナップされています。

DURA ACE(デュラエース)
DURA ACE(デュラエース)

DURA ACEは高性能にして超軽量かつ高耐久性のプロ向けのコンポです。 完成車体価格¥400,000以上の上級車に向いています。

ただ、趣味の範囲でロードレーサー(ロードバイク)を楽しむだけなら、こんな豪華なコンポはいらないでしょう。 予算に余裕があり、『どうせ金を払うなら良いモノを買いたい』というセレブリティな方ならDURA ACEでもいいと思いますが。

ULTEGRA(アルテグラ)
ULTEGRA(アルテグラ)

ULTEGRAは重量以外ではDURA ACEとほぼ互角で、最もコストパフォーマンスに優れている、趣味としては十分な性能を持ったコンポです。 完成車体価格¥200,000以上の中級車に向いています。

趣味として積極的にロードレーサー(ロードバイク)を楽しむには最も最適なコンポだと思いますが、入門用としてはやや贅沢でしょう。

105(イチマルゴ)
105(イチマルゴ)

105は重量と性能面でULTEGRAに若干劣りますが、レースで戦える性能を持ったコンポです。 残念ながら、TIAGRAの登場により存在価値が薄くなり、最近ではあまり見かけることがなくなりました。 完成車体価格¥150,000以上の初級車に向いています。

初めてのロードレーサー(ロードバイク)を購入する場合には最適なコンポだと思いますが、残念ながら存在価値が薄いためか105を採用している車体は少ないです。 上位のULTEGRAや下位のTIAGRAに比べるとなかなか見かける機会がありません。

TIAGRA(ティアグラ)
TIAGRA(ティアグラ)

TIAGRAは105とほぼ互角の性能を持つ最下級レーシングコンポです。 表面仕上げの精度が低くなっているため価格が抑えられていますが、レースで戦える最低限の性能を持っています。 完成車体価格¥100,000以上の入門車に向いています。

私はTIAGRAを搭載した車体で霞ヶ浦(約90km)を2時間50分で走った経験があり、個人的にはTIAGRAは好きです。 ....が、もちろん、上位グレードに比べると重量・耐久性・操作感には明らかな差があります。

SORA(ソラ)
SORA(ソラ)

SORAは残念ながらレースには不十分な性能のコンポです。 完成車体価格¥100,000未満の車体に向いています。

目的がレース参戦かツーリングかに関わらずSORAは諦めてTIAGRA以上のグレードにしておいた方が良いでしょう。

CAMPAGNOLOのコンポは上位から、RECORD(レコード)、CHORUS(コーラス)、CENTAUR(ケンタウル)、VELOCE(ベローチェ)、MIRAGE(ミラージュ)、XENON(ゼノン)がラインナップされています。

[コンポの差はどの程度なのか]

コンポをざっと紹介しましたが、気になるのがコンポのグレードによってどの程度の性能の差があるのかという点でしょう。 そこで、重量と操作感の差についてまとめてみることにします。

まず重量ですが、以下の表のようにDURA ACEとTIAGRAではトータルで約800gもの差があります。 なお、比較はダブルのパーツとしています

DURA ACE TIAGRA
リアディレイラー 180g 257g
フロントディレイラー 74g 101g
STIレバー 420g 496g
ブレーキアーチ 314g 373g
クランクセット(BB含む) 740g 990g
カセットスプロケット 173g 358g
フロントハブ 188g 215g
リアハブ 331g 421g
合計重量 2,420g 3,211g

ロードレーサー(ロードバイク)は、剛性が同じならば、より軽量な車体の方が戦闘力が高いということになります(実際には旋回性能など他の要素もありますが)。 ですので、800gというのはとても大きな差ということになります。 ....が、それはレースで表彰台を狙うようなレベルでの話であって、趣味として始めてのロードバイクを購入しようという方は気にする必要は無いでしょう。

続いて操作感の差ですが、これは感覚的なものなのでちょっと説明するのが難しいのですが、より上位のコンポほどキレの良い操作ができます。 例えば変速操作の操作感を音で表現するならば、TIAGRAは『ガチャ ガチャ』、105は『カシャ カシャ』、ULTEGRAは『カシュ カシュ』、DURA ACEは『クニュリ クニュリ』といった感じです。

タイヤ

ロードレーサー(ロードバイク)のタイヤは、700Cと呼ばれる規格になっており 700 x 23C のように表記され、700が径、23Cが幅(mm)を表しています。

ロードレーサー(ロードバイク)に限らず自転車のタイヤの表記というのは規格が多くあるうえに、サイズの表記が実際のサイズに合わないものも多いです。 例えば、700Cのロードレーサー(ロードバイク)は、27インチロードレーサー(ロードバイク)や28インチロードレーサー(ロードバイク)と呼ばれることもありますが、径はJIS規格(日本工業規格)の27インチよりもわずかに小さく、JIS規格27インチタイヤも28インチタイヤも装着できません。 28インチと呼ばれながらも実際にはJIS規格の27インチよりも小さいのは、規格によって径の基準をタイヤの外径とするか内径とするかが異なっていることや、表記が少数部を切り捨てていたり、切り上げていたりするかららしいです。 余談になりますが、自転車のタイヤサイズの表記には、フランス表記、イギリス表記、アメリカ表記があり、それぞれ、mm表記(例:700 x 23C)、インチ分数表記(例:26 x 1 1/8)、インチ実数表記(例:26 x 1.25)となっており頭が混乱しそうになります。

自転車のタイヤサイズの規格はとても複雑でわかりにくく、とても説明できるものではないので、ここでは詳しい説明は割愛しますが、覚えておかなければならないのは、ロードレーサー(ロードバイク)の場合は 700 x 23C という表記のタイヤしか装着できないということです。

また、26インチロードレーサー(ロードバイク)とも呼ばれているトライアスロンや女性向けのロードレーサー(ロードバイク)は、650Cという規格を採用しているので 650 x 23C という表記のタイヤを装着する必要があります。 さらに、子供向けの22インチや24インチロードレーサー(ロードバイク)は、それぞれ550Cと600Cです。

なお、乱立するタイヤの表記の難しさを解決するための基準値としてETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)というサイズ表記が近年使われるようになりました。 ETRTOは多くの製品(タイヤやリム)に記載されているので、それを参考にするのもいいでしょう。 なお、700 x 23CはETRTOでは23-590と表記されます。

チューブとバルブ

ロードレーサー(ロードバイク)のタイヤ(700 x 23C のように表記される)には、同じように700C表記のチューブを使用しなくてはなりません。 ただ、表記はタイヤのそれとは少し異なっており 700 x 20-30C のように幅を表す数値が範囲を持っているので、タイヤの幅が範囲内に入っているものを選択することになります。

バルブとは、チューブの弁(空気を入れる口)の部分のことですが、ここにもいくつかの規格があり、代表的なものだけでも3種類があります。 一つめが、英式(ウッズ)と呼ばれる規格で、ファミリーサイクルで採用されています。 二つめが、米式(シュレーダー)と呼ばれる規格で、マウンテンバイクの多くで採用されているもので、自動車やモーターサイクルもこのバルブです。 三つめが、仏式(プレスタ)と呼ばれる規格で、ロードレーサー(ロードバイク)で採用されており、フレンチとも呼ばれます。

ロードレーサー(ロードバイク)のチューブを購入する際には、サイズが700C表記でバルブが仏式のものを購入する必要があります(700C用のチューブはほとんどが仏式バルブのはずですが)。

なお、フロアポンプ(空気入れ)やインフレーター(携帯空気入れ)も、仏式に対応したものを購入する必要があります。 ファミリーサイクル用のフロアポンプでは、ロードレーサー(ロードバイク)に空気を入れることはできませんので注意してください。

フレーム材質

フレームの素材としてクロモリ(クロームモリブデンというスチールの合金)、アルミ(アルミニウム合金(つまりジュラルミン))、チタン(チタニウム)、カーボン(カーボンファイバー)、スカンジウム(スカンジウム添加アルミニウム合金)、マグネシウム(マグネシウム合金)があります。

クロモリは昔からある振動吸収性に優れたしなやかな素材で、アルミに主役の座を奪われるまでは最も一般的な素材でした。 現在でも根強いファンの多い素材で、最近は軽量なクロモリが開発され、再び注目を浴びていますが、主役に返り咲くことは残念ながら無さそうです。

アルミはサビに強く軽量な点が売りです。 登場したころのアルミは軟らかいイメージがありましたが、最近のものは剛性が高く、一般的なチタン(チタン合金ではない)に負けない剛性を持つ物もあります。 アルミの欠点は、振動吸収性が悪く長距離を走ると体に疲労が溜ることと、金属疲労に弱い点です。 プロのレーサーがレースで使用した場合には一年で壊れることもあるとか。 ここ数年主役の座を守ってきたアルミですが、今後はカーボンにその座を奪われることになりそうです。

チタンは大気中ではサビることがなく、強度が高いため一生物と言われる素材です。 軽量で、適度にしなるためフレームの素材としても向いています。 かつては常温では加工することができませんでしたが、現在では技術が進み常温でも加工できるようになったそうです。 残念ながら性能ではカーボンに、コストパフォーマンスではアルミに軍配があがるためあまり製品化されていません。

カーボンは炭素繊維を樹脂で固めたもので、フレームの素材としては最も理想的な素材であると言われています。 非金属であるため腐食することがなく、素材自体に振動吸収性があるため長距離でも疲労を低く押えられ、重量の面でもアルミに負けません。 一体成型されたカーボンモノコックとラグによって接着されたラグドカーボンがあります。 最近は価格も手頃になり、アルミに代わってフレーム素材としての主役の地位を手にいれつつあります。

スカンジウムはアルミに希少金属であるスカンジウムを添加したもので、アルミよりも15%の軽量化が可能だといわれています。 今後が期待できる素材の一つですが入門用としては高価過ぎます。

マグネシウムは腐食に弱いという欠点がありましたが、優秀な塗料の開発も進み、最近ようやく製品化されはじめました。 スカンジウムと同じく今後が期待できる素材の一つですが入門用としては高価過ぎます。

ハイブリッドフレーム

異なる材質のパイプを組み合わせたフレームで、アルミ + カーボン、クロモリ + カーボンなどがあります。 最近ではアルミのみのフレームは少く、フォークとシートステーやチェーンステーにカーボンを採用したモデルが主流になっています。

ダブルとトリプル

ダブルやトリプルというのはチェーンリング(前ギア)の段数が2枚か3枚かということです。 MTB(マウンテンバイク)と違ってロードレーサー(ロードバイク)はダブルが一般的です。 ダブルはギアが少ない分、山岳などの勾配のキツい場面では脚力不足により走れないという状況になることもあります。 トリプルはギアが多い分幅広い勾配に対応でき、初心者やサイクリング目的のライダーに人気があります。

ダブルの長所は軽量であることと、Qファクター(ペダル間の距離)が狭いことです。 トリプルの長所は幅広い状況に対応できることです。

SHIMANOもCAMPAGNOLOもダブルとトリプルでのコンポの互換性はほとんどありません。 ダブルからトリプルへの変更やその逆を行うためには、多くのコンポを交換することになるので、購入前にトリプルにするかダブルにするかを決めておきましょう。

ペダル

ビンディングペダル
ビンディングペダル
ビンディングペダル用シューズ
ビンディングペダル用シューズ

ロードレーサー(ロードバイク)の完成車には基本的にペダルは付属していないので、ペダルは別途購入する必要があります。 ペダルには大きく分けて二種類あり、一つはファミリーサイクルなどでもおなじみの普通のペダル、もう一つがビンディングペダルという、シューズとペダルが固定されるタイプのものです。 ビンディングペダルの仕組みは、専用シューズの裏にクリートと呼ばれる器具を取り付けておき、ペダルにこのクリートを乗せて踏み込むと、ペダルの爪が開いてクリートを挟むようになっています。 クリートは、一度はまってしまうと、いくら力を入れて引き上げても外れることはありません。 クリートをペダルから外すためには引き上げるのではなく、かかとを外側に開くようにします。

ビンディングペダルの長所は、ペダルを踏む位置が常に理想的な位置にあることです。 ロードレーサー(ロードバイク)のペダルは土踏まずで踏むのではなく、母子球の位置(足で最も幅が広いところ)がペダルの軸の真上に来るように踏むのが適切ですが、ビンディングペダルを使用すれば、このペダルを踏む位置が正しい位置に矯正されるのです。

ビンディングペダルは数社のメーカーから発売されており、それぞれ規格が異なります。 ロードレーサー(ロードバイク)での使用に適した規格で代表的なものを以下に掲載します。

規格 メーカー ひとこと
SPD-R SHIMANO オンロード用(現在生産中止)
SPD-SL SHIMANO オンロード用
LOOK LOOK オンロード用
TIME TIME オンロード用
SPD SHIMANO オフロード用

なお、SPDはマウンテンバイク用に開発された規格ですが、マウンテンバイクとロードレーサー(ロードバイク)はペダル軸径が同じであるためロードレーサー(ロードバイク)にも取り付けることができます。 オンロード用のペダルはクリートが飛び出していて歩行が非常に困難であるため、街乗りやサイクリング、ツーリングが目的である場合はSPDを選択するのも良いかも知れません。 ロードレーサー(ロードバイク)にSPDを取り付けることは『変』なことではないので、レースがメインでないという人はぜひSPDを候補に入れることをおすすめします。 私も、所有する3台のロードレーサー(ロードバイク)のうち2台はSPDを取り付けています。

なお、シューズは、ペダルの規格に対応したものを購入する必要があります。 ペダルをSPD-SLにするなら、SPD-SLのクリートを取り付けられるシューズを購入しなければなりません。

価格差(性能差)はどこからくるのか

フレームもパーツも基本的に重量が軽量なものほど高価になります。

フレームの価格は重量、素材が一般的なものかどうか、メーカーの開発費、ブランド料で決まります。 素材や開発費の点で見れば歴史の浅いスカンジウムやマグネシウムのものは高価で、アルミやカーボンは比較的低価格となります。 ブランドという点で見れば誰もが憧れるヨーロピアンブランドよりも国産やアメリカンブランド、台湾ブランドの方がコストパフォーマンスに優れています。

フォークはカーボンが一般的で、価格は重量と剛性で決まります。

変速機(ディレイラー)やブレーキ、ホイールなどの可動部品はアルミが一般的ですが、軽量化のためにカーボンやチタンを採用している製品もあります。 価格はカーボンやチタンを使っているものほど高価で、また重量が軽量なものほど高価になります。 また、高価なものは軽量なだけでなく、操作性や耐久性にも優れています。

サドルやハンドルバーなどの非可動部品でも、可動部品と同じく、カーボンやチタンを使っているものほど高価で、また重量が軽量なものほど高価になります。

スペックの見かた

メーカーの製品紹介ページやオンラインショップの詳細ページには『スペック』なるものが掲載されていますが、慣れない人間にとっては、これが何のことだかよくわかりません。 そこで、ここではその難解な『スペック』のどう見るかについて書きたいと思います。

なお、ここで紹介するスペックはFELFのF75という車体のスペックです。

サイズ 500/520/540/560/580mm

フレームサイズのラインナップを列挙しています。 メーカーによって、シートチューブ長である場合と、トップチューブ長である場合があります。 自分に最適なフレームサイズは適応身長から割り出すべきなので、あまり気にすることはありません。

フレーム FELT スーパーライト アロイ7005 カスタムバテッド カーボンシートステー

FELT社のスーパーライト アロイというパイプを溶接して組んだフレームだということです。 アロイというのは『合金』を意味しており、7005というのはアルミ合金であることを表します。 1000番台が純アルミ、2000番台が銅添加、3000番台がマンガン添加、4000系がシリコン添加、5000系がマグネシウム添加、6000系がマグネシウム・シリコン添加、7000系がマグネシウム・亜鉛・銅添加らしいです。 ロードレーサー(ロードバイク)のフレームやパーツでよく見かけるのが、6061、7005、7075です(6061、7075は航空宇宙産業にも使用される高価な素材)。

が、別に7005とか7075とか6061とかを気にする必要は全くありません。

フォーク FELT 1.3 ハイモジュラスカーボン 3K フィニッシュ カーボンブレード カーボンクラウン カーボンステアチューブ

FELT社の1.3 ハイモジュラスカーボンという製品を使っているということです。 『ハイモジュラス』というのは、直訳すると『高係数(高反発)』となりますが、あくまでも製品名であり、カーボンの正式な規格では無かったと思います。 ブレードというのは2つに分かれている部分で、クラウンが股の部分、ステアチューブはフレームのヘッドチューブを突き抜けている軸の部分のことです。

つまり、この製品はフルカーボンだということです。 低価格のカーボンフォークはステアチューブがアルミだったりするのですが、『これは高級でっせと』言っているのです。

クランク シマノ FC-R600 コンパクトドライブ 50T×34T

SHIMANO社のFC-R600という型番の製品を使っているということです。 FCはクランクセット(チェーンリング(前ギア)とクランクのセット)を意味し、R600がグレードを示しています。 型番のグレード部は、DURA-ACEが7000番台、ULTEGRAが6000番台、105が5000番台、TIAGRAが4000番台、SORAが3000番台となっています。 例えば、FC-7800はDURA-ACEのクランクセットで、BR-6600はULTEGRAのブレーキキャリパーという具合です。

今回の例ではR600となっていますが、これはULTEGRAのかなり昔の型番(600番台だった)を継承していると思われます。 SHIMANOは、現在生産している製品の一部(ホイールやSTIレバーなど)で400番台や500番台および600番台の型番を付けています。 ただし、製品のラインナップ上は、これら(400番台、500番台、600番台)はTIAGRA、ULTEGRA、DURA-ACEには含まれてはいないので何ともいえません。

コンパクトドライブというのは、径の小さなチェーンリング(前ギア)のことで、これはつまり歯数が少ないことを表します。 入門用ロードレーサー(ロードバイク)では、ギア比を低くするためコンパクトドライブを採用することが多くなってきています。 50T x 34Tというのはチェーンリング(前ギア)が2枚構成で、それぞれ歯数が50、34であることを表しています。

BB クランク一体式

BBとはボトムブラケットの略で、クランクを取り付ける回転部のパーツのことです。 フレームにBBをねじ込んで取り付け、BBの軸にクランクを取り付けます。

SHIMANOは、数年前からBBをクランクと一体式にしており、単体の製品として存在するのは現在では低グレードのコンポーネントのみとなっています。

ペダル なし

『ペダルは付いてないよ』とクレームが来ないように念を押しているだけです。

Fディレ シマノ 105

フロントディレイラー(前変速機)にSHIMANO社の105を使用しているということです。

Rディレ シマノ アルテグラ

リアディレイラー(後変速機)にSHIMANO社のULTEGRAを使用しているということです。

フリーホイール シマノ 105 カセット 10S 11/23T

フリーホイール(後ギア)にSHIMANO社の105を使用しているということです。 10Sは10 Speedの略で、10速(ギアが10枚)だということです。 11/23Tは、歯数が11 - 23であることを意味しています。

10速で11から23ということは間に『飛び』があるということになりますが、それぞれの歯数はSHIMANOの製品紹介ページで確認するしかありません(今回の例では11-12-13-14-15-16-17-19-21-23T)。

シフター シマノ 105

変速レバーにSHIMANO社の105を使用しているということです。 なお、SHIMANOではブレーキレバーと変速レバーが一体(デュアルコントロールレバーまたはSTIレバーと呼ばれる)になっています。

チェーン シマノ 105

SHIMANO社の105を使用しているということです。 余談ですが、チェーンは高いパーツではないため、購入後にDURA-ACEのチェーンに交換することをおすすめします。

ホイールセット シマノ WH-R500

SHIMANO社のWH-R500を使用しているということです。 ホイールセットというのは、ハブ(中心の回転軸の部分) + リム + スポークのことです。 つまり、タイヤやチューブのないホイールのことです。

以前は、ホイールはハブとリムとスポークを組み合わせて組み上げており、ホイールセットとしての製品はほとんど無かったのですが、最近は多くのメーカーがホイールセットを製品化しています(完組みホイールと呼ばれます)。

余談ですが、SHIMANOのホイールはコストパフォーマンスに優れているとの評価が非常に高いです。

タイヤ VITTORIA RUBINO 700×23C

VITTORIA社のRUBINOという製品を使用しているということです。 700は径を、23Cは幅を表しています。

径は、一般男性向けのロードレーサー(ロードバイク)は700C、トライアスロンや女性向けロードレーサー(ロードバイク)は650C、子供向けのロードレーサー(ロードバイク)は550Cと600Cです。 なお、幅については23が一般的です。

ブレーキ シマノ 105

SHIMANO社の105を使用しているということです。

ブレーキレバー シマノ 105

SHIMANO社の105を使用しているということです。 なお、SHIMANOではブレーキレバーと変速レバーが一体(デュアルコントロールレバーまたはSTIレバーと呼ばれる)になっています。

ハンドルバー FELT アロイ6061 OS エルゴノミックタイプ

FELT社の6061アルミ合金で作られているということです。

OSというのはOver Sizeの略で、ハンドルバーの径が太いことを示していますが、あまり気にする必要はありません。 エルゴノミックとは直訳すると『人間工学に基づいた』ということになりますが、あくまでもメーカーの宣伝文句です。

ステム FELT 1.2 アロイ 6061 4ボルト OS 7°ライズ

FELT社の6061アルミ合金で作られているということです。

4ボルトというのは、ハンドルを止めるネジの数を表しています。 OSはOver Sizeの略でハンドルバーがOSなので、ステムもOSというだけです。 7°ライズというのは、フォークから伸びているステアチューブに対して7度の角度が付いているということです。

なお、角度についてはあまり気にすることはないでしょう。

グリップ/テープ FELT ジェルリボンテープ

FELT社のジェルリボンテープを使用しているということです。 つまり、『ハンドルに巻いているバーテープがジェル入りなので、衝撃の吸収性が良いですよ』と言っているのです。

ヘッドセット FSA OS AH インテグラル

FSA社の製品を使用しているということです。 ヘッドセットとは、フォークをフレームに止めている部分のパーツで、ヘッドパーツとも呼ばれます。

OSというのはOver Sizeの略で、フォークのステアチューブの径が太いことを表しています。 AHというのはアヘッドの略で、フレームにフォークを取り付けるための仕組みを表しており、現在では、競技向けの車体はロードレーサー(ロードバイク)・マウンテンバイクともにアヘッドを採用しています。 アヘッド以前の仕組みはノーマルヘッドと呼ばれるのですが、今はもうほとんど見かけることがありません。

注意しなければならないのは、アヘッド かつ サイズがオーバーサイズである車体を購入したほうがよいということです。 これは、ノーマルヘッドのパーツやノーマルサイズのアヘッドのパーツは入手が困難であるためです。

サドル FELT レーシングライトカーボンベース クロモリレール

FELT社のレーシングライトカーボンベース クロモリレールという製品を使用しているということです。 『カーボンをベースにしていて軽いです』ということです。

クロモリレールというのは、サドルを取り付けるレール部の素材がクロームモリブデンというスチールの合金であるということです。 レールの素材としてはクロモリが一般的で、高価なものはチタンを採用しています。

シートピラー FELT 1.2 カーボン マイクロアジャスト

FELT社のカーボンで作られているということです。 マイクロアジャストというのはサドルの取り付け角度を微調整できるということです。

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最終更新日 : 2008.08.16 01:38:38
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